ドリンクジャパン2025 出展報告

株式会社クラフトワークスは、2025年12月3日（水）から5日（金）にかけて、幕張メッセで開催された「第10回ドリンクジャパン」に初出展しました。

たくさんの方々とお話をすることができ、国産ビール醸造器を探している人が多いことを実感することができました。

また、想像していなかった要望を聞けたり、様々な事を考えるきっかけにもつながり、大変有意義な3日間となりました。

ドリンクジャパンへ初出店

ドリンクジャパンへの出展は初。クラフトビールなどの飲料関係者へ向けて、国産ビール醸造機の認知拡大を目指しての出展です。

原寸大に近い醸造器（マッシュタン）の写真を印刷したバックボードや、「tinyJbrew」のラインナップ・特徴・事例を知る事ができるパネルを展示。

醸造タンク型ビールサーバーでクラフトビールの試飲も実施し、「tinyJbrew」で醸造したクラフトビールを多くの方に飲んでいただきました。

ここでは出展してみて分かった気づきや要望などをご報告します。

地域振興関係者からの高い関心

イベント期間中に様々なお話を伺った中で、地域振興関係者からのクラフトビール醸造への関心が高いことが印象的でした。

「tinyJbrew」の国産ビール醸造器は、クラフトワークスとの技術提携を結んだお客様の地元企業で設備製造をすることが可能で、地産地消を実現します。

クラフトワークスもサポートしますが、原則は製造した会社によって定期メンテナンスを行なえるため安心です。

純国産のビール醸造機は補助事業との相性が良いのも特徴で、地域振興に貢献できることから強い関心が寄せられました。

メンテナンスについての不満の声

小規模なブルワリーでは、品質やメンテナンスについての質問も多かったように思います。海外製でも良い品はもちろんありますが、メンテナンス面で困っている方も多いことを実感しました。

サポートがない製品を購入した場合、ホームセンターで部品を買ってきて自力で修理を行っているブルワリーが多い事も分かりました。

「tinyJbrew」は日本製でアフターケアも安心だからといって、すでに導入してしまった機器はなかなか買い換えられるものではありません…。

そんなアフターケアのない設備で困っている方のために、メンテナンスサービスについても検討するきっかけになりました。

他社製の醸造機器に対してどのようなメンテナンスサービスができるか、詳細が決まりましたら報告させていただきます。

ビールサーバー自体にも多かった興味

イベント中は醸造タンク型のビールサーバーにて試飲を実施しました。クラフトビールの試飲が好評なだけでなく、ビールサーバー自体にも多くの方に興味を持っていただきました。

サーバーはあくまで醸造機のオプションと考えてたのですが、サーバー単体への興味関心が強く、レストランやホテルなどに置いてみたいという声もたくさんいただきました。

この醸造タンク型のビールサーバーは、2種類のビールを提供でき、ビール醸造をした工場直送の雰囲気を演出できます。

改良型バージョンを設計中ですので、詳細が決まりましたらお知らせしたいと思います。

醸造家が気になるマッシュタンの独自機構

クラフトビールのブルワーだけでなく、ワインや日本酒の醸造家の方達がクラフトワークス製ビール醸造機「tinyJbrew」を見て興味深く質問をしているのも印象的でした。

特に醸造機であるマッシュタンのリフト機構について「これはラクで効率が良さそうだ」と意見をいただいています。

マッシュタンについては、ブルワーの方の意見を聞きながらアイデアを振り絞って設計し、日々の業務で効率良く醸造が出来るよう考えられています。

廃棄予定の食材でクラフトビールを作りたい

クラフトビールの試飲では、「シークワーサー」「まんじゅう」「かぶ」「ねぎ」の4種類を提供しました。

「ねぎ」の強烈な風味は、ツマミなしで飲めそうだと大好評！「まんじゅう」については廃棄予定の食品や名産品などを利用したクラフトビールをつくってみたいと、食品会社からの質問が何件かありました。

弊社と業務提携している「羽田スカイブルーイング（株式会社 大鵬）」では、クラフトビール醸造も請け負っているので、その情報も今後発信していければと思っています。

多様な飲料発酵分野への広がり

クラフトビールの関係者だけでなく、様々な飲料・食品メーカーの方達に興味を持っていただけました。また、様々な意見や現状を聞けた事は非常に有意義なものでした。

その意見を元によい製品やサービスを提供していきたいと思っています。